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雅子さま 病状は大きく改善 東宮職医師団が見解(毎日新聞)

 宮内庁の野村一成・東宮大夫は5日、皇太子妃雅子さま(46)の体調についての東宮職医師団の見解を発表した。適応障害としている雅子さまの病状については変化はなかった。そのうえで、病状は大きく改善しているが「ご活動の幅をさらに大きく広げていただくまでには、さらなる時間が必要」と指摘した。

 見解では雅子さまの状態を「(東宮職医師団が最初に診断した)5年半前とは比べられないほどによくなられた」とし、その背景に皇太子さまや愛子さまの存在を挙げた。ストレスを感じることがあっても「比較的早く立ち直られる」という。

 ただ体調はなお波があり、ひとつの活動の準備に大きな努力が必要であったり、いくつもの活動を続けられない状態だと指摘した。その対応として、今後は活動が過分で負担にならないような配慮が必要で、ライフワークとなる活動を見つけることが「大きな自信につながる」とした。

 また海外訪問については、公式訪問は負担が大きすぎるとし、期間が長くない私的な訪問を検討することが望ましいと記した。

 雅子さまの療養は03年12月からで、7年目となった。東宮職医師団は例年、雅子さまの誕生日の12月9日に合わせて見解を発表してきたが、今回は「分かりやすく、これまでの経過を振り返るような内容にするため」(野村東宮大夫)などの理由から、発表は約2カ月後にずれ込んだ。【真鍋光之】

 ◇この1年の公務は3回

 雅子さまのこの1年の公務は、地方訪問は横浜市での式典や神戸市で1月17日にあった阪神・淡路大震災15周年追悼式典への出席など計3回。09年10月に静岡県の国民文化祭への出席も検討されたが、体調を考慮して取りやめた。各分野の有識者らから話を聞く「ご進講」や国連大学での会議に数回出席しているが、宮殿の講書始の儀、歌会始の儀は欠席した。赤坂御用地内を清掃する勤労奉仕団への御会釈(ごえしゃく)は一度もない。

 日常生活では、御用地内の散策をほぼ毎夕にしており、気分転換や体を動かすことに努めているようだ。愛子さまが通う学習院初等科の運動会や文化祭などの行事には積極的に参加している。また、愛子さまが入学した当初は毎朝、皇太子さまと一緒に御用地の門まで登校を見送っていたが、最近は皇太子さま単独が多くなった。皇太子さまが地方公務の時には雅子さまが見送っているという。【真鍋光之】

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